ラベル 聴く能力 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 聴く能力 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2009年7月13日月曜日

やっぱり聴き取りが一番大事

前回の記事で、中国人のメタメタな日本語について紹介しました。

メタメタな日本語を二日間聞いていたおかげで、こっちの日本語、おかしくなったあるよ。



でも、彼らに共通してすごいことは、


こちらの言うことを聞き返さない。


ということです。


つまり、ちゃんと日本語を聴きとっているわけです。だからコミュニケーションが成立するんですね。


ただ、彼らは言葉をききとるのだけれど、その言葉の解釈についてはその人の知識の範囲内でとどまってしまいますけどね。


だからあまり難しい質問をすると、ほとんどまともな答えは返ってきません。


これは言葉の問題ではなく、知識量の問題になるみたいです。


まあ、これは母国語同士で話していても当てはまることですが・・・。



やっぱり、「聴き取り」ありきですよ,外国語は。


この自論ばっかりは、ゆずれないです。

2009年5月26日火曜日

聴能力を確実にアップさせる方法

最近ちょっと気に入ったのでしばらく「聴能力」って言葉を使おうと思ってます。発音は「超能力」と同じですが、こちらは読んで字の如く、聴き取る能力ですね。

外国語を勉強する上で聴きとる能力をもっともおおきなウェイトを置くべきというのが僕の持論なので、こういう言葉があると便利です。

さて・・・・

聴能力をアップさせるには、一言でまとめてしまうと耳から入ってくる音声情報をいかに早く処理できるかによるわけなんですよ。

そのひとつは僕が今インストラクターをやっているSPEED ENGLSIHで使用している倍速、三倍速で音声を聞いて脳みそを早く動かすという方法。
俗にいうインターチェンジ効果というやつですね。速い速度の音声を聞いた後でノーマルスピードを聴くとゆっくり聞こえるってやつです。

僕も30代のころ、資格試験マニアのときは、テキストブックをテープに吹き込んで、二倍速で聴いていましたよ。そのときは単純に30分の内容が15分で聴くことができるという理由でしたけど。

ところで語学に関してはもう一つ有効な方法があるのを知ってますか?

それは別の言語を学習することです。

自分の例でいうと、今僕は中国語の勉強をしているのですが、息抜きにスペイン語やフランス語を聴くと、一語一語はっきりと聞こえるようになりました。
特にフランス語での聴能力アップはすごいです。あのぐじゅぐじゅいっている言葉が一つ一つ単語単位で聴きとることができます。だからわからない単語だけを抽出できるので辞書が使いやすくなります。ひいては語彙力のアップにつながるわけですね。

たぶん、この方法は一定期間放っておくと元の能力に戻ってしまう倍速訓練よりは、より確実で安定した方法だと思います。

ただこの欠点は、一度このサイクルにハマってしまうと延々と何かの言葉を勉強していなければならないということになることですね。

2009年5月19日火曜日

語学学習にドラマのDVDを使うときの注意点(2)

DVDの音声と字幕が違っているという話をよく聞きます。

もちろん語学学習者にとっては、「おい、話が違うぞ」という気持ちになるのも無理からぬ話ですね。


でもこれって間違っているのではなくて、わざと変えている場合がほとんどですね。


字幕は0.7秒とか1秒という一定の時間内に表示しなければいけません。さらに字幕にはスペースの制限があります。早口でまくし立てているシーンですべての音声を文字にしようとして字幕が3行にわたってしまうということは許されないんですね。

かりに3行にわたったとしても今度は受けてはそれを0.7秒から1秒の間に読み切らなければいけなくなるわけですから大変な話です。


そうなると一つの妥協策として字幕は省略した表現で表記されることにあります。 特にこれはセリフが多い場面で頻繁におこる現象です。


ところで、一文字で意味まで伝えてしまう中国語は表記のためのスペースが少なくて済むわけですから、大抵の中国語のDVDではほぼすべての音声を字幕にしていくれます。


これは便利です。

ただし、中国語のDVDの場合得てして、出所がはっきりしないので、字幕は繁体文字だったりして、普通語(大陸の中国語)を勉強している人には不都合な場合もあることが注意点ですね。


それと逆に一定時間に話す音声に対して、表記が長くなるスペイン語のDVDはほとんどの場合は、字幕と音声は違っています。

しまいには音声がQue talと言っているのをあえて、Como estasと表記するみたいなものがあるので、スペイン語を勉強する場合は、DVDはちょっとふさわしくないかもしれません。

かくいう僕もスペイン語でDVDを見る場合、はじめは字幕をつけておくものの、あまりに違いすぎるので最後は字幕をオフにして音声だけで見てます。
僕の場合は日本語が母国語なので、日本語の字幕をつけて日本語のDVDを見るということはないのですが、おそらくかなり音声と字幕は異なっているのではないでしょうか。


で、オチは何かと言うとDVDで学習できる言語は限られているということかな?

2009年5月15日金曜日

語学学習にドラマのDVDを使うときの注意点(1)

昨日は6時間くらい米ドラマのDVDを見てました。

英語とスペイン語の勉強だと自分をごまかしながら(笑)

実際は勉強さぼって楽しんでるだけかも(笑)


これまで僕はリスニングの教材としてDVDを使うことについて否定的な意見を持っていましたが、ちょっと考えが変わりました。

DVDはリスニングの練習というよりは、「こういう状況ではこういうフレーズを使うといい」いったスピーキングボキャブラリーを増やすにはいい教材だと思います。
長時間みていると自分の中で「使える言葉」が蓄積されていくのが実感できます。

もちろん、ただ流し見するのではなく時には辞書をひいて意味を確認することも大切ですが。もっとも辞書ばかり引いて肝心の中身が楽しめなくなると今度は長続きしなくなる危険があります。

ただそういう使い方をする場合にDVD選びは一つの重要なポイントになると思います。

具体的にいうと、「自分と同じ年代の人が頻繁に登場するもの」を教材にするということです。

具体的なフレーズを引用することはなかなかできませんが、日本語に限らず英語でもどの外国語でも年代層によって使う言葉は違います。

今見ているのがFriends とDesperate housewivesですが、二十代から三十代前半の若者が主役のFriendsで話される英語は、僕の年代の人間が使うと幼稚っぽく感じられます。たぶん話す言葉に俗語・口語を使えば使うほどガキっぽい表現になるのでしょうね。

日本語で例えるなら40代のおっさんが「うざい」とか言うのに違和感を感じるみたいにね。

そういう点でDesparate housewivesには幅広い年齢層の人間が登場するので、年代により言葉の違いを感じることができますし、僕のような世代の人間は「大人の言葉」だけをピックアップして覚えればいいので便利です。

2007年9月12日水曜日

「聴く能力」を養う 最終回

さて、今回がこのシリーズの最後です。

いよいよ大前先生の言葉どおりに、CNNなどのニュース番組を流し聞きする準備が整いました。

さっそくTVをつけてみましょう。アナウンサーの言っていることが格段にわかるようになった自分を発見するはずです。それもそのはず、これまであなたは読むことと聴くことに集中して勉強してきたのですからね。

テレビには画像があり、これがあなたの理解度をさらにあげてくれているのです。

人間の情報認知手段のうち、視覚から認知する情報が全体の約70%占めるといわれています。これって乱暴な話、音声を消して見ていても70%くらいは理解できるということでもあるのですね。
だから、ニュースを見ながらも、「今、自分はちゃんと聴き取れているだろうか。画像に流されていないだろうか」と自分自身に問いかけながら耳に神経を集中させなければいけません。

時に目をつぶってみるなどして耳を鍛えることを忘れないでください。またはシャドウイングをしながら意識を集中しましょう。漫然とやっていると目だけで情報を入手することになりますからね。

あとは、読む量と聴く量を増やしていけばいいだけです。

ここまでが「聴く能力」を養うについて、の私が考えてきたことです。もともと私は偏屈な性格のせいか、人から教えてもらうより、自分でこうでもないああでもないと自分にあった勉強方法を考えながら勉強する性格なんです。

また、仕事の現場で使える語学力をつけるのにはどうしたらいいかということを大前提に考えていますので、このやり方をすることでTOEICでどれだけ点数がのばせるかの保証もできません。

だからこのやり方が万人に共通していえるのかははなはだ心もとないところもあります。こんな記事をPART13まで付き合っていただいた方には本当に感謝しております。

質問や感想、リクエストがあればコメントに書き込んでいただければうれしいです。

それでは、これにて・・・

「聴く能力」を養う Part 12

外国語で仕事をするにあたっては、数字をすんなりと扱えるかがポイントなんですね。

ニュースのみならず、世の中は数字が氾濫しています。ビジネスシーンでは、ほとんど数字が主役じゃないでしょうかね?

そして数字は情報そのものというだけでなく、情報の印象も左右してしまうのですよね。 たとえば、「インドネシアで大きな津波がありXXXXが行方不明」といった情報があったとします。XXXXが2人なのか5000人なのかで大きくその情報が与えるイメージは違いますよね。

ところがこの数字というやつも結構耳で訓練してないといけないんです。特に英語以外の言葉をならっている人にとってはこの訓練のするしないは聴き取りに大きな差がでるのです。

ノーマルスピードでかなり文章が聴き取れるようになった人でも「450,000人の内の約70パーセントの人間が・・・」なんてのにでくわすと、「あれ?four hundred fifty thousand?おお、45万人ね」と考えているうちに見事に70%という数字は聞き漏らし、さらにひどいと次の文章の頭を聞き逃したりします。

実はどんな外国語のテキストにでも数の読み方はかならず書いてありますが、だいたい1,2ページさらっと書いてあるだけであまりその重要性には気がつかないものです。

だから、数字は聴いてパッとイメージできるように特別に訓練しなければいけません。ネーティヴスピーカーが近くにいて頼めるのなら、その人にランダムに数字をいってもらって書き取るといった訓練もできますが、あなたのそばにネイティヴスピーカーはいないでしょ?いる人はそもそもこの日記なんて読んでませんよね。(笑)

ここでもやはりVoice Editingソフトが役に立ちます。ランダムに数字をテキストにかいて、これを読み込ませす。このソフトは読み込んだテキストを合成音声で読み上げてくれますので、それを聴きとって書き取るのです。合成音声は最速2.8倍までスピードをあげられますので、ちょっとスピードを速めにして再生するとさらに効果があります。特に3桁以上の数字やthousand, millionがからむ大きめの数字の訓練を中心にやってみてください。

これをやるとやらないでニュースの聴き取りはかなり違ってきますよ。

次回は最終回 報道ニュースの聞流しのポイントについてです。

2007年9月10日月曜日

「聴く能力」を養う Part11

今日は「聴力養成ギブス」の話です。


なぜ初めからそれをださないんだという文句がでそうですね。

このギブスの基本コンセプトは音声を2倍速・4倍速で聴くということです。

よくある話ですが・・・一般には2倍速・4倍速で聴くことで脳内のシナプスが外国語の子音に対して○×▲※♪・・・あ~わかんないよ!!わかりやすくいえば、高速道路から一般道路に降りたときに感じる減速感を応用しようってことですね。

  早い英語を聞き続けいれば、通常のスピードで聴いたときにゆっくりはっきり聴こえるということです。これは私も自分の体で人体実験して感じました。しかしながら、これも「4倍速で聴くXXX」という本がすでに巷では氾濫していますが、いかんせん、教材の量が少なすぎます。

  だからこの教材も自分でつくってみましょう。ここで登場するのが、パナソニックからでているICレコーダーです。これには通常の速度は当然として0.5倍から2倍までスピードを変化させることができます。そしてパナソニックのICレコーダーがいいのは、これに付録されているソフトウェアなんです。Voice Editingというのですが、音声をテキストに変える。テキストを音声に変えるなどが簡単にできるスグレモノです。

   数ある変速機能のあるICレコーダーの中ではこれが語学学習には最適でしょう。このVoice Editingをつかって、Podcastをはじめとした音声をPC上で録音し(残念ながらファイル形式が違うので、ダウンロードはできません。アナログで録音する感覚なので40分のコンテンツの録音には40分かかるのが泣き所)て、それを2倍速で聴くことができます。

  何?4倍速にならないのかって??気にしない気にしない。4倍速なんて必要ありませんよ。2倍速で充分です。だれも一般道路の4倍の制限速度で高速道路を走らないでしょ(むちゃくちゃな論理)2倍速だってだいぶ通常スピードに帰ったときに減速感を感じます。

  これを使えばもう聴く力だって万全・・・といいたいところですが、もうひとつ、特にビジネスで英語を使用する人の場合はやっておくといい訓練がありますので、それを紹介しましょう。

2007年9月9日日曜日

「聴く能力」を養う Part10

ご存知の方はいらっしゃると思いますが、通訳の訓練方法の一つにシャドウィングというものがあります。これは耳に入ってきた音をそのまま口でまねして発音する訓練方法で、スピーキング能力の向上に有効だといわれてます。

これ、実際にやってみるとムチャクチャハードなんですね。耳から入ってきた音を瞬時に感知し、即座に口、喉を入ってきた音と同じ音をだせるように体制を整えて、息をついで発声する。それをしながらかつ次の音を感知するという作業を繰り返すわけですから、ちょっと脳みそが分離してしまうような感覚に襲われます。

私の持っているささやかな脳みそでは、2分もやれば脳みそがオーバーヒートしますわ。特に呼吸のタイミングがちょっとでもずれるとリズムがガタガタになって続けられなくなったりしますので、喉を作るタイミングは早めにしなきゃならない。こんなのプロになろうと思わなきゃできないっすよ。 

  マジで。で、私はこんなことをやれといってるんではありませんよ~。ご安心してくださいね~。


  普通の人は、耳で音を聞いているだけだと、他のことができてしまいます。そして他のことをやっていると、いつのまにか「聴く」が「聞く」になってしまうのですね。

   特に考え事はいけませんね。まったく外部の音は耳に入らなくなります。ところが一度に二つの器官を「聴く」ために使うとなかなか他のことができなくなり、聴くことに集中できるのです。

   そこで、シャドウイングのように、耳に入ってきた音をまねるつもりで口だけを動かしてみましょう。そうすると意外と他所のことに気がとられなくなりますよ。声は出さなくいいんです。

  声を出して正確な発音を真似しようとしてはいけません。頭壊れますからね。これなら、満員電車の中で他人に迷惑をかけないで(変な目で見られないという保証はありませんが)集中した聴き取り訓練ができます。
  また集中力がなくなるとまず口の動きが先に止まりますので、「あ、いかん、いかん」とまた元に戻ることができます。これは、集中して聴くためには非常に有効です。

   私はこれを歩きながらやっていて車に轢かれそうになったことが二度あります。(危ねーな)それくらい集中できますので是非ためしてみてください。ただし、車や自転車の運転中にやるのは充分気をつけてくださいね。事故っても私は責任とりませんよ。

  さて、こうしてあなたは、インターネットからダウンロードした英文を読みまくり、朝晩の通勤はiPodでいろいろ英語を聴いています。3ヶ月もすればメキメキと英語を聴き取る力があがることでしょう。CNN流し聴きの日も近い!!

何?

それでもダメ?


全然あかん?

えーい。それじゃそういう人には聴力養成ギブスをはめますかね。

2007年9月5日水曜日

「聴く能力」を養う Part9

まず私からの質問。

「CNNを流しっぱなしにする」といってもいったいあなたは一日何時間TVの前に座ることができるのでしょうか?仕事に忙しいあなたは、朝はバタバタと朝食もそこそこに会社に行き、遅く帰ってきてバタンキューでしょう。少ない時間の中でCNNを流してはいるけど、頭に残るのは日本語のコマーシャルだけ。

こんなところではないですか?

録画しているならともかく、テレビ放送は巻き戻しもできないので効率は悪いです。聞き逃したらそこでおしまい。シェーン・カムバックとさけんでも戻ってきまシェーン。(ふるすぎ)

そこで利用してほしいのはiPodです。これが出たときは本当にすごいと思いましたね。英語学習産業がひっくりかえるかと思いました。(実際はビクともしてないようですけど)iPodにはPodcastという機能があります。これはデジタル化された音声情報(ラジオのようなもの)をたいていの場合は無料配信するものです。この無料配信される音声情報はiPodに付属しているiTuneというソフト経由でiPodにダウンロードできます。

そうするとCNNなどのニュース番組は持ち運べることができ、しかも保存されているので何度も聴きなおすことができるのです。しかもダウンロード時間は40分番組で約1分、朝の忙しい時間でもPCにつないでダウンロードできますね。

英語関連でいえば、CNNだけでなくBusiness weekなどそれこそ星の数ほどのプログラムがあります。もちろん、英語だけではなくスペイン語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、中国語とたいていのものはあります。

それでいてこれらの膨大な音声情報がただというのですから、あきれるしかないです。

FEN(今はAirforceなんとかというんですね)の毎時5分だけのニュースを待ち構えて聞いていた時代はもはや過去のものです。

iPodを持っていない人は即刻、家電屋さんにいってください。持ってる人もMusic storeばかりウロチョロしないでPodcastをダウンロードしましょう。

ところで携帯型デジタルオーディオで音声を聴くのは、どこでもできるという長所がある反面で、どうしても周りの景色に気をとられたり、他のことを考えて(今日のアポのお客さんは手強いからどういう風にきりだそうかなど)しまって注意力が散漫になることがあります。

だから、どうやって聴いている最中に集中力を維持させるかが課題になりますね。その解決方法は明日書きます。

たぶんこれだけは私のオリジナル方法だと思います。

2007年9月1日土曜日

「聴く能力」を養う Part 8

それでは、たまにはその英文だけをもっていって公園などにいって、「辞書なしで読む」訓練もしましょう。

実際人と話しをするときには、知らない単語がでたからといってポーズボタンを押すわけにはいきませんね。多少わからない単語がでてきてもあせらない訓練をしてみましょう。

これはプロの音楽家がミスタッチしてもそこで演奏を止めずに、次のフレーズを弾くのと同じです。多少のことは気にしないというのも大事ですよ

ちょっと横道にそれます。「私は読み書きはできるのですが、スピーキングとリスニングはちょっと・・・」という話をよく耳にします。これは受験生時代にずいぶん英語を勉強したという背景があっておっしゃるようですが、その考えを改めたほうがいいです。

読むスピードが150語/分以下の場合、それは「読める」うちには入りません。

映画・DVDの英字字幕のスピードについていけるくらいのスピードで読めてはじめて「読める」といっていいと思います。

そういう方こそ受験時代の経験は「ゼロクリア」して、「自分は読めてないんだ」という意識で本気で速読・多読にとりくまないといつまでたってもスピーキングもリスニングも上達しませんよ~。

本当ですよ~。

さて、あなたはこうして気合をいれて速読・多読の鬼となります。これを続けるだけで、あなたの語彙はどんどん増えます。単語帳に記入して通勤電車で覚えるのも自由です。

(私はやりませんけどね。私は単語帳作る暇があったらその文多くの文章を読んでいたほうがいいと考えるナマケモノですから。)

でもその間、いっさい聴く訓練をシャットアウトしなければいけないわけではありません。速読・多読と並行してボチボチ「聴く」訓練もしましょうか。ここでも10年前では信じられない、涙がでるようなうれしいツールが今はあるんですよね。

2007年8月31日金曜日

「聴く能力」を養う Part 7

これは不思議なことですが、辞書で単語をひけばひくほど、本文に何が書いてあったのかがわからなくなるんですね。

つまり単語の意味ひとつひとつはわかるんだけれども、文章全体の意味がわからなくなるんですよ。

その一方で辞書なしで読んでいると、初めはなんとなく文章の大意が追えるのですが、だんだん知らない単語が累積していって最後はやっぱり意味がわからなくなります。

このジレンマのどこに自分にあったバランスポイントを置くかがポイントです。

だから辞書は引かなきゃいけないけど、全部の単語を引いてもいけないのです。

私の場合は以下のパターンでやっています。

それは「その単語が2度目にでたときに辞書を引く」ことです。知らない単語を片っ端から引いていると残りの生涯二度とおめにかかれない単語を一生懸命調べるという悲劇もあります。だれもそんな無駄なことしたくないですよね。辞書を引くときの手順は、こうです。

1.わからない単語に線を引く。これは辞書を引いた後、本文にもどるときに「あれ?どこに書いてあった単語かな?」ときょろきょろ探す手間をはぶくためです。

2.辞書で調べた言葉は辞書にも線を引く。こうすると、次にもう一度引いたときに「お、これは前にも調べた単語だ。きっと頻度の高い単語だからおぼえなきゃならないな。」と頭の隅にひっかかるからです。この機能が私の知っている限り今の電子辞書にはないので紙の辞書を薦めています。

3.調べた単語の意味を本文に書かないで次の文章を読む。調べた単語の訳を本文に書き込んでおきたいのが人情です。これをあえてしないのがミソ。そもそも、1000ページ近い文書を次から次と読んでいるあなたが読み返す時間があるかどうか、わかりません。

私と違ってまじめなあなたは読み返すのかもしれませんね。しかし例えば、下の文章でissue とCounterfeitingという単語をひいたとしましょう。

Economic issues including action against counterfeiting will play large role in Russia’s entry to the World Trade Organization.

そうすると意味の書き込みをした場合、あなたの頭脳はこう読んでしまいます。

Economic 課題 including action against 偽物ing will play large role in Russia’s entry to the World Trade Organization.

無意識に下に書いた日本語のほうを読んでしまうんですね。それほど母国語には求心力があります。速読・多読の世界では一回ひいた単語をきちんと覚えようとしないで、忘れてもいいから次に進んでいくことが大事です。

また、その単語を忘れたらもう一度辞書を引いたほうがいいです。

2007年8月29日水曜日

「聴く能力」を養う Part 6

本屋にいけば山ほど英語の辞書は売っています。
電子辞書も家電屋さんにいけばたくさん売っています。

ではどういう辞書が一番いいのでしょうか。

速読のためには英英辞書を使えとか書いてある本もありますけど、この際そういうアカデミックな話は無視します。考え方自体は否定はしませんが。

だってあなたはいち早く英語を身につけたいのですものね。

電子辞書は引くのに時間がかからないので重宝しますが、学習の段階ではある理由(後述)で避けたほうがいいと思います。紙の辞書にしましょう。

私くらいの年寄りになってくると指がすべって薄いページをめくるのがしんどいですが、そこは我慢我慢。

コンサイスとかプログレッシブのようなハンディタイプの方が使い勝手はいいです。(何?語彙数が少ない?あなたは60,000語収録と80,000語収録の差がわかります??)

コンパクトな英和辞書で充分、充分。

ただし、一個だけ注意してほしいのは、その辞書の発行年あるいは改訂年です。なるべく新しいものをつかってほしいということです。
ついこの間スペイン語の勉強をしているときに、ほとんど辞書に単語がのっていないなあと思い、辞書を確認したところ昭和45年発行でした。これではインターネット時代の単語ははいっているはずないですよね。(おい大学書林、君のことだぞ。さっさと改訂せーよ。)

まあ、英語学習であればそういう古い辞書が大手振って本屋に陳列しているということはないでしょうけど、英語以外の外国語を学ぶときは注意しましょう。


さて、いざ起爆装置解除に入りましょう。

まず英語を聴き取れる人の最低限の読むスピードは150語/分です。A4一枚30行書いてある文章を約2分で読めるというレベルです。
いきなりこのスピードをだすと単に単語が網膜を通るだけですから、初めは100語/分くらいを目標にしてください。(辞書を引いている時間はさしひいてです。もちろん。)
そして、自分自身に「後戻り読み」はしないで常に単語を前から順番に頭にインプットしていく感覚を持ちながら進めるのが大事です。

日本語でいう「てにをは」が抜けた文章を頭にいれていくという感覚になればしめたものです。「ワタシ、キライ、コイズミ、スル、サンパイ、ヤスクニ、テキ、チュウゴク」って感じですね。

これだって意味はちゃんと通じるでしょ。日本語を解体していく感じを楽しんでください。

この作業は脳にストレスが掛かります。でもこのストレスが非常に頭にいいのですよ。
速読・多読を続けて、ストレスを与え続けていると、頭の中が広がった感じがして普段の仕事でもおもわぬ発想ができるようになるのです。不思議なことに。
この脳へのストレスについては別のところで書いておきたいと思います。

それと大事になってくるのは辞書の利用の仕方です。わからない単語があったらすぐに引いてはいけません。

続く

2007年8月28日火曜日

「聴く能力」を養う Part 5

早速グーグるなりヤフーなりして、自分の仕事に関係する英文記事をインターネットで検索しましょう。

はい、でてきました。

ちなみに検索結果の総件数はどのくらいでした?一万件はざっとありますよね。
いくら読んでも読み尽きることはないので安心してください。
情報は日々増えてく一方ですし。でもその検索結果をいきなりプリントアウトしてはいけませんよ。

転職会社のバナーとか「あなたの結婚度数は?」とかいろいろついてきますからね。全部印刷するのはインクの無駄です。一旦ワードなどにコピペしてください。ここでワードにコピペすると、行間を自分のスタイルにあわせて指定できるので、なにかと便利です。

みなさん、洋書に単語の意味に書き込むとき行間がせまいために、小さい字で書いて、結局後から自分で読んでもわからないという経験ありませんか?特に字を大きく書く人にとって行間指定は助かりますよね。

さて、一般には行間に単語の意味を書きたい人は(理由は後で述べますが、単語の意味を書くのはあまり薦めません)行間を広めにとって、そうでない人は行間をせまくとって紙量を節約してください。

ほら、こうやればあなただけのあなたにあった速読・多読の材料ができてしまうのです。

これなら必要経費はなんと紙とインク代だけ、ずいぶん安上がりなものですね。

これが私のいう「速読・多読は人それぞれに違う」とはこういうところなんです。「でもそんなのたいしたことないじゃん!」と思う方、これがもし英語ではなく、中国語や、ロシア語、アラビア語だったらどうなるか想像してみてください。

英語以外の教材はただでさえ割高で入手が困難ですからね。このやり方で勉強すれば、英語以外の言語の学習ならさらにぐっとコストが抑えられ、語学学習は「いつでも、どこでも、どんな言語でも」できるようになるんですね。

WEB2.0時代おそるべし。

みんながこれをやりだしてしまうと巷の速読用教材など売れ行きはガタ落ちでしょう。
出版関係者のみなさんすみません。

さて、いよいよ速読・多読を始めましょう。と思いましたが、もうひとつ忘れていました。どういう辞書を使うかについて説明します。

2007年8月27日月曜日

「聴く能力」を養う Part4

「聴く能力」をつけるためにはどのくらいの量の速読・多読をしなければならないかはだれもが疑問に思うところです。

「CNNを聞き流せばよい」とおっしゃる大前先生は留学時代に絶対に20,000ページはくだらない文章を読んでいたに違いないです。だからそういうただCNNを流すだけで英語が聞こえるようになるといった勉強方法でも大丈夫なのです。

でも、そういった経験のない人は「CNNを聞き流していればそのうち聴きとれるようになる」という言葉を信じてはいけないのですよ。

もっとも「そのうち」という言葉は具体的な時間を表していないのでウソではないのですが。100年だって「そのうち」ですからね。それで具体的統計はないのですが、感覚からいうと5,000ページが目安かと思います。

ただ、これはなかなか速読・多読のための材料が手に入らなかった時代の話です。私が英語を集中的に学習した十数年前だと、タイムとかビジネスウィークだとかJapan timeだとかペーパーバックとか手当たり次第に読むしかありませんでした。だいたいみんな同じものを読んでいたんですね。

でも2007年の今は状況が違います。1,000ページも読めば、仕事で充分に活用できるレベルの「聴く能力」を身につけられるツールがあなたの目の前にあるのです。

何、目の前になんてない?よく見てくださいよ。そう、それそれ、あなたの網膜に今映ってるやつですよ!

はい、わかりましたね。

インターネットこそがあなたの強い味方、リーサルウェポンになるのです。そもそも仕事で英語を使わなければならない状況があるので勉強しているのなら、とりあえず仕事で使えるレベルにもっていけばいいわけですよ。

あなたが金融関係に勤めているのであれば金融関係の英文を、あなたが精密機械メーカーの設計者であればその関連の文献を集中的に読んでいけばいいのです。

だれもあなたに向かって突然「米国の妊娠中絶問題に関する共和党の見解についてどう思うか」なんて聞いてきませんからね。大丈夫。世界はまだ広い。

リソースが少なければ、選択と集中でカバーする。ビジネスも英語学習も同じです。


具体的なやり方は次に書きたいと思います。

「聴く能力」を養う Part 3

M:I:3じみてますが、日本人の脳には英語を学習するマグネシウム爆弾が組み込まれています。

言い古されている話ですが、「英語を文章の順番通りに把握せず、英単語をひとつひとつ日本語の語順に置き換えて意味をとろうとする」メカニズムのことです。
このマグネシウム爆弾を解除しなければ聴き取る能力はつきません。音声は逆戻りしませんからね。

たとえば、

Microsoft have once again delayed the worldwide release of office 2007

.という文は、

マイクロソフトは、またしても、遅らした、世界発売、オフィス2007

と頭の中にインプットして理解しなければなりません。

決してこれをMicrosoft, once again, of office 2007, the worldwide release, have delayed.と語順を変えてから「マイクロソフトはまたしてもオフィス2007の世界発売を遅らせた」と頭にインプットしてはいけません。

こういう回りくどいインプットをしていては、意味を理解したころには、音声はとっくに先まですすんでいってしまいます。

ご存知のとおり、この現象は日本語の語順になれてしまったから起こる現象です。

さてこれを解除するには、残念ながら電気ショックで一瞬というわけにはいきません。解除にはちょっと時間がかかります。もっとも電気ショックで死んでしまうよりはマシと思いますので我慢してください。


この解除するためには、速読・多読するしかないのです。前に「読」という力が「聴く力」を短期でつけるための補助能力と書いたのはこのためです。

この速読・多読もただヤミクモにやればいいというものではありません。また巷に氾濫する速読・多読本に従ってやってればいいというわけではありません。

なぜなら十人いたら十通りの速読・多読法があるからです。それにもかかわらず、いままではみんな一律に同じマテリアルで速読・多読をしていたから、非常に時間を費やすことになり、いやけがさしてしまったのです。しかし、2007年現在は世に氾濫する速読・多読本を吹っ飛ばすやり方があるのです。

2007年8月25日土曜日

「聴く能力」を養う Part 2

さて、教材をそろえました。そしたらまず一通りテキストを読んで大筋のところを頭にいれてください。

この手の教材にはていねいに和訳がついてますので、それを読んでおくだけでいいでしょう。大筋を理解したところで、いよいよ音声教材の登場です。(ワクワク)

どのみち、初めは集中力が持続しませんから、5分くらいで区切って聴いていくのがいいでしょう。その5分間はテキストを見ながら聴いてください。これを同じ箇所を2,3回繰り返します。
なんとなく聴き取っているような感覚になりましたね。

さあ、ここでテキストを伏せて、もう一度聴いてください。今度は唖然とするほど何をいっているのかわからないでしょう。でもあせらないでください。聴き取れなかったフレーズにマーキングをしてもう何度かテキストを伏せたままで聴いてください。

ここで大事なのは、逆説めいてますが、無理に聴き取ろうとしないことです。たとえば、”as matter of fact” という言葉がどうしても「ズマラファ」(厳密には『日本語で強いていうならば「ズマラファ」に近い音だった』ということですが)としか聴こえなかったとしましょう。そのときあなたは一生懸命その音声を“as matter of fact”と聴き取れる様に努力してはいけないのです。「「ズマラファ」と聴こえるのは“as matter of fact”のことなんだ、そーなんだ、そーなんだ、ふーーん。」でいいのです。(余談:語学の勉強ではこの「ふーーん」という感覚が結構大事です。)

そうやってひとつひとつ聴き取れない単語をクリアしていってください。その5分間の音声教材を7-8割がた聴き取れる様になったら次の5分間に進んでください。100%聴き取れるようにとあせってはいけません。
あくまでも7-8割でいいのです。
このパターンで教材を3冊もこなせば、だいぶ聴力がついてくるはずです。

もしあなたが音声教材をiPodで聴いていたとしたら再生回数は30回はゆうに超えていることでしょう。

もう一度最初の一冊目にもどると、聴力がついた自分を発見するでしょう。さて、ここまでが水泳でいうとプールで泳ぎ方を学習した状態ですね。ここからオオダコが生息する大海原へと泳ぎでることになります。


おっと、その前にあなたの頭に残っているマグネシウム爆弾の起爆装置を電気ショックで解除しなければいけませんね。

続く

2007年8月24日金曜日

「聴く能力」を養う Part 1

みなさま、はじめまして。

40歳になっても外国語習得をしなければならない状況にいる方のために、これまで私が培った独学スタイルのノウハウをボチボチと書いていきたいと思っています。

最初のシリーズは「聴く能力」を養うです。


ここでは、まず英語に限定して書いています。

かの大前研一先生がその著書「即戦力の磨き方」の「語学力を磨く」の中で書いておりました。「CNNをつけっぱなしにして英語に慣れる」と。この言葉を信じて毎日CNNを聴いていらっしゃる方がいたら「ご愁傷様」と申しあげておきましょう。

かの先生は学生時代や留学時代に「死ぬほど」英語の勉強をしています。当人に直接話しを伺ったわけではありませんが、その経歴をみれば明らかです。

こういう基礎体力を養った方はCNNを流し聞きしていてもぐんぐん伸びることでしょう。いきなり初心者がこの方法をとるととにかく時間がかかります。よほどの根性の持ち主でなければ、滑走路をただ走っているだけでいつまでたっても飛び立てないことにいやになってやめてしまうことでしょう。あるいはプールで泳いだことのない人がいきなり海で泳ぐようなものですから、溺死するかもしれません。GOOD LUCK

CNN流し聞きは基礎的なところを徹底的にやった人にだけ適用できる応用学習法なのです。

それでは、どうすればいいのか。

その前に英語という言語の特徴をちょっと考えます。
英語は西洋の言語の中でも名詞に男性・女性などの性区別がなく、動詞の活用もかなり少ない言語です。この部分は学習者にとっては有利な点です。その反対に英語の最大の泣き所は「書き言葉と発音が一致しない」というところにあります。
だいたいイギリスのテレビ番組で出題者が発音した単語を正確にスペルを解答者が答えるクイズ番組が存在すること自体、「書いた文字と発音が一致しない」特徴を如実に物語っています。
英語をのぞく西洋言語は基本的にアルファベットの発音を身につければ、(意味がわからなくとも)音読はできるようになっています。

つまり、この点こそが「耳に音としてはいってくるのだけれども、単語がピンとこない」という現象を生むのです。

だいたいTongueってトンギューって読んじゃダメなの?ghを発音しなかったり時には“f”と発音したりなんてムチャクチャな言葉は英語くらいですよ。

だから英語の聴く能力をつけるのには、まず聴いた音声で即時にそれに該当する単語を認識できるようにしなければいけないのです。

さて、ここからノウハウめいたところにはいります。まず、教材を用意しましょう。

月並みですが、ノーマルなスピードで録音されている音声教材とそれと一致するテキストを用意します。ここでポイントは必ず音声は必ずノーマルなスピードでなければいけません。

また英語と日本語が交互にはいっている音声教材もペケです。最近の日本の出版事情はわかりませんが、CNNやBBCの放送など時事英語をネタにした教材がいろいろあるはずです。その手のものはCDとテキストが一体になって販売されてますね。
また、スクリーンプレイ社から出版されている映画の台本とその映画のDVDの組合わせもいいです。

ただしこの場合は滑舌の悪い俳優が主役の映画だとドツボにはまりますのでご注意を。

いくらあなたがファンでもシルヴェスター・スターローン主演の映画はやめたほうがいいです。ちなみに今家族が使っているのは「Mrs. Doubtfire」「Supersize me!」「School of Rock」です。この中では

「Supersize me!」が一番よさげでした。ペーパーバックとそれと同じタイトルのCD(いわゆる聴くペーパーバック)を使う場合は、要注意です。聴く人がわかるようにしてますので、原文を省略しているところがあります。(XXと彼はいった。といったフレーズを省略します。)かならずしもテキストと音声は一致しません。

Part2に続く