外国語で仕事をするにあたっては、数字をすんなりと扱えるかがポイントなんですね。
ニュースのみならず、世の中は数字が氾濫しています。ビジネスシーンでは、ほとんど数字が主役じゃないでしょうかね?
そして数字は情報そのものというだけでなく、情報の印象も左右してしまうのですよね。 たとえば、「インドネシアで大きな津波がありXXXXが行方不明」といった情報があったとします。XXXXが2人なのか5000人なのかで大きくその情報が与えるイメージは違いますよね。
ところがこの数字というやつも結構耳で訓練してないといけないんです。特に英語以外の言葉をならっている人にとってはこの訓練のするしないは聴き取りに大きな差がでるのです。
ノーマルスピードでかなり文章が聴き取れるようになった人でも「450,000人の内の約70パーセントの人間が・・・」なんてのにでくわすと、「あれ?four hundred fifty thousand?おお、45万人ね」と考えているうちに見事に70%という数字は聞き漏らし、さらにひどいと次の文章の頭を聞き逃したりします。
実はどんな外国語のテキストにでも数の読み方はかならず書いてありますが、だいたい1,2ページさらっと書いてあるだけであまりその重要性には気がつかないものです。
だから、数字は聴いてパッとイメージできるように特別に訓練しなければいけません。ネーティヴスピーカーが近くにいて頼めるのなら、その人にランダムに数字をいってもらって書き取るといった訓練もできますが、あなたのそばにネイティヴスピーカーはいないでしょ?いる人はそもそもこの日記なんて読んでませんよね。(笑)
ここでもやはりVoice Editingソフトが役に立ちます。ランダムに数字をテキストにかいて、これを読み込ませす。このソフトは読み込んだテキストを合成音声で読み上げてくれますので、それを聴きとって書き取るのです。合成音声は最速2.8倍までスピードをあげられますので、ちょっとスピードを速めにして再生するとさらに効果があります。特に3桁以上の数字やthousand, millionがからむ大きめの数字の訓練を中心にやってみてください。
これをやるとやらないでニュースの聴き取りはかなり違ってきますよ。
次回は最終回 報道ニュースの聞流しのポイントについてです。
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