2007年8月25日土曜日

「聴く能力」を養う Part 2

さて、教材をそろえました。そしたらまず一通りテキストを読んで大筋のところを頭にいれてください。

この手の教材にはていねいに和訳がついてますので、それを読んでおくだけでいいでしょう。大筋を理解したところで、いよいよ音声教材の登場です。(ワクワク)

どのみち、初めは集中力が持続しませんから、5分くらいで区切って聴いていくのがいいでしょう。その5分間はテキストを見ながら聴いてください。これを同じ箇所を2,3回繰り返します。
なんとなく聴き取っているような感覚になりましたね。

さあ、ここでテキストを伏せて、もう一度聴いてください。今度は唖然とするほど何をいっているのかわからないでしょう。でもあせらないでください。聴き取れなかったフレーズにマーキングをしてもう何度かテキストを伏せたままで聴いてください。

ここで大事なのは、逆説めいてますが、無理に聴き取ろうとしないことです。たとえば、”as matter of fact” という言葉がどうしても「ズマラファ」(厳密には『日本語で強いていうならば「ズマラファ」に近い音だった』ということですが)としか聴こえなかったとしましょう。そのときあなたは一生懸命その音声を“as matter of fact”と聴き取れる様に努力してはいけないのです。「「ズマラファ」と聴こえるのは“as matter of fact”のことなんだ、そーなんだ、そーなんだ、ふーーん。」でいいのです。(余談:語学の勉強ではこの「ふーーん」という感覚が結構大事です。)

そうやってひとつひとつ聴き取れない単語をクリアしていってください。その5分間の音声教材を7-8割がた聴き取れる様になったら次の5分間に進んでください。100%聴き取れるようにとあせってはいけません。
あくまでも7-8割でいいのです。
このパターンで教材を3冊もこなせば、だいぶ聴力がついてくるはずです。

もしあなたが音声教材をiPodで聴いていたとしたら再生回数は30回はゆうに超えていることでしょう。

もう一度最初の一冊目にもどると、聴力がついた自分を発見するでしょう。さて、ここまでが水泳でいうとプールで泳ぎ方を学習した状態ですね。ここからオオダコが生息する大海原へと泳ぎでることになります。


おっと、その前にあなたの頭に残っているマグネシウム爆弾の起爆装置を電気ショックで解除しなければいけませんね。

続く

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