2009年9月19日土曜日

時間の管理について Part 8

5)残業

僕はサラリーマンを20年以上やっていますが、残業はほとんどといっていいくらいしたことがありません。

これまでいくつかの会社、いろいろな部署を経験した結果として僕が感じるのは、残業の多い部署は生産性が高いわけではないというか、むしろ生産性が悪い場合が多いですね。


一時期、毎晩11時まで仕事をして、それから上司につれられて飲みにいき、2時くらいにタクシーで帰るという今考えるとバブリーな生活をしていたことがありましたけど、あの時期が人生の中で一番だめな時期でしたね。

そのあと、すぐに転職しました。

事情はいろいろあるでしょうから(いいわけとして最も便利なフレーズでもありますが)、一概に言うことは難しいのですが、残業が多い理由は、時間にコントロールされているという点につきるのではないでしょうか。

そして周りを見回すと、ほとんどのサラリーマンは時間にコントロールされていることに驚きます。
つまり、時間に追われている、仕事に追われている、対応が後手に回っているんですね。それがさらに負のスパイラルへと落ちていくようなイメージですね。

常に先手を打って仕事をして、納期も自分から指定できるようになれば、生産性をあげながら労働時間を減らすことはできます。そのためには仕事を受け身でやらないことです。
意味がないと思う仕事ははっきり上司に意味がないと言うことです。
そうすれば、上司が意味について答えてくれるだろうし、それで納得したらさっさとやればいいだけです。
上司に言われたからといって仕事をイヤイヤやっているとしたら、それはもはや人間ではありません、社畜ですよ。


時間は、獰猛なシェパードのようなもので、うまくコントロールができれば優秀な部下ですが、コントロールができないと今度はこちらをコントロールしてくるんですね。

それと、一人とか二人で経営している企業ではちょっとしたミスが命とりになりますので、すべてに集中してやらなければいけません(もっともこういう方々は今自分がやってること=自分が本当にやりたいことでしょうから、仕事の時間以外に自分の時間を持つ必然は薄いと重い増すけど)が、大企業、中堅企業ではそういうことはほとんどありませんね。

納期に多少遅れてもあなたは死にませんから、むしろ納期に遅れまいとがんばりすぎると死にますよ、

いや、マジで。

過労死予備軍といわれる長時間労働をするサラリーマンは共通して「自分がやらなきゃダメ」というよく言えば責任感が強い、悪く言えば自己の能力を過信して周りの仲間を信用していない、つまり視野のせまい人だと思うのですが。

つきつめてしまうと時間の管理とは、あなたが人生の中で何にプライオリティ(優先)を置き、実際にそれに従った行動しているかということなんですよね。

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