一日24時間を一日30時間にする(3)
速読
速読については、最近はやりのフォトリーディングをはじめとしていろいろな速読法が日本に紹介されています。
ところが、日本では「読む速さ」にばかり目がむけられています。
「あなたも一分間に10000文字読めるようになります」みたいにですね。
でも、1分間だけ読んで(ひどいのになると6秒ですよ!)、読書スピードを計測するってまるでナンセンスですよ。
読書って1,2分やってそれでおしまいという行為ではないのにもかかわらずです。
みなさん、読書って最低でも30分は継続する行為でしょ?
そこにきて、眼球の運動だとか、視野を広くもってカメラのように眼を使うとかいろいろな方法が紹介されています。
日本人はそういう瑣末なテクニックがものすごく好きな民族ですから、こういうのにはすぐに飛びつきますね。
それだからでしょうか、ページをパラパラめくるだけで脳が活性されるといった、プロの脳科学者だったら首をかしげるような出鱈目な理論もでまわっているのも事実です。
またひどいのになると、目に飛び込んできた言葉を元に自分の頭で文章を再構成するなんてのもあります。ここまでくるともはや読書ではありません。
欧米で出版されている速読の本は「読む速さ」をあげるためのテクニックもさることながら「内容の理解度」に重点がおかれています。
そのためそれらの本は「読み物」としてははてしなく地味ですが、本当の意味での効果のあがる速読法が紹介されています。
だれも、高速で本のページをめくることを目的にしているわけではないでしょう。本は理解してはじめて「読んだ」ことになるわけですからね。
そういうわけで、ここにまともな速読の本を二冊紹介します。
残念ながら日本語訳はないと思いますので英語で読んでください。
こういう「地味だけど大事なもの」っていうのは翻訳されないんですよ。
出版業界から見ると「売れそうにない本」に分類されますからね。
参考図書
Power reading by Rick Ostrov
http://www.amazon.co.jp/Power-Reading-Effective-Speedreading-Comprehension/dp/0960170618/ref=sr_1_3?ie=UTF8&s=english-books&qid=1254009321&sr=8-3
Break-through rapid reading by Peter Kump
http://www.amazon.co.jp/Power-Reading-Effective-Speedreading-Comprehension/dp/0960170618/ref=sr_1_3?ie=UTF8&s=english-books&qid=1254009321&sr=8-3
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