現在、とある事情があって、英語で小説らしきものを書いてます。
ちょっと参考にするために、本棚から英語の小説を抜き出して、パラパラと読んでいるのですけれど、自分がものを書くという視点にたって、それらの本を読むとまったく違う世界が見えてきます。
あくまでも読者として読むときには、内容を理解することだけにとどまりますが、文章表現という側面で読んでいくと、語彙の選び方、形容詞のねじ込み方、関係代名詞を使わないで関係代名詞構文のかっこよさとか、動名詞の構文にどの位置に主語をいれていくかなどおよそ学校でならった英文法の世界とはまったく違った言葉の世界があります。
そこには、文法が云々よりも言葉の持つ響きと単語と単語の間のリズムを優先させたいわゆるかっこいい文章があります。
まさに単語一つ一つが輝きをもって自由に羽ばたいている感じがします。
これまで100冊以上の英語の小説を読んできたのですが、その時はストーリーを中心に楽しんでいたのでしょうね。
文章自体を鑑賞するというのは初めての体験でしたし、ある意味衝撃的なことでした。
同じように、20年以上英語でビジネスをやってきて、日本語で書くのと同じスピードで英語で通信文を書けるようになった自分を、「うわ!負けた。やっぱりネイティブにはかなわないや。」ときっちり、凹ましてくれます。
「アウトプット行為はインプットに広がりがでる」ということを経験しました。
こういう機会を与えてくださった方に本当に感謝しています。
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