DVDの音声と字幕が違っているという話をよく聞きます。
もちろん語学学習者にとっては、「おい、話が違うぞ」という気持ちになるのも無理からぬ話ですね。
でもこれって間違っているのではなくて、わざと変えている場合がほとんどですね。
字幕は0.7秒とか1秒という一定の時間内に表示しなければいけません。さらに字幕にはスペースの制限があります。早口でまくし立てているシーンですべての音声を文字にしようとして字幕が3行にわたってしまうということは許されないんですね。
かりに3行にわたったとしても今度は受けてはそれを0.7秒から1秒の間に読み切らなければいけなくなるわけですから大変な話です。
そうなると一つの妥協策として字幕は省略した表現で表記されることにあります。 特にこれはセリフが多い場面で頻繁におこる現象です。
ところで、一文字で意味まで伝えてしまう中国語は表記のためのスペースが少なくて済むわけですから、大抵の中国語のDVDではほぼすべての音声を字幕にしていくれます。
これは便利です。
ただし、中国語のDVDの場合得てして、出所がはっきりしないので、字幕は繁体文字だったりして、普通語(大陸の中国語)を勉強している人には不都合な場合もあることが注意点ですね。
それと逆に一定時間に話す音声に対して、表記が長くなるスペイン語のDVDはほとんどの場合は、字幕と音声は違っています。
しまいには音声がQue talと言っているのをあえて、Como estasと表記するみたいなものがあるので、スペイン語を勉強する場合は、DVDはちょっとふさわしくないかもしれません。
かくいう僕もスペイン語でDVDを見る場合、はじめは字幕をつけておくものの、あまりに違いすぎるので最後は字幕をオフにして音声だけで見てます。
僕の場合は日本語が母国語なので、日本語の字幕をつけて日本語のDVDを見るということはないのですが、おそらくかなり音声と字幕は異なっているのではないでしょうか。
で、オチは何かと言うとDVDで学習できる言語は限られているということかな?
1 件のコメント:
字幕と合っていないことは気にしないようにします。
目標は字幕なしで映画が観たい! ってことです。
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