前の記事は似たようなタイトルですが、こちらはちょっと違ったアプローチです。
「言葉をおぼえるのには、その言葉が話されている国にいくのが一番」とは、トイレ掃除のボロ雑巾くらいに言われている言葉です。
つまり「ある国に行って、言葉をおぼえた」という人は、その国に行ったから言葉をおぼえたわけではなく、「その国にいって(必要にせまられて)、言葉を一生懸命に勉強した」からできるようになったのではないかということです。
「同じことじゃないか」と思う人もいるかもしれませんね。(笑)
そう、昔は同義だったかもしれません。しかし、ここ10年では同じことではないと思います。僕自身昨年まで海外にいたわけですが、今は特にインターネットの普及によって、その気になれば日本語で暮らすことがかなり用意になっています。
夜の時間にネットサーフィン、友達とのメールのやりとり、SNSなどをやっていればあっという間に時間がつぶれます。それも日本語でね。
つまり苦労して現地の言葉をおぼえて情報を得る必要性が薄くなっているわけです。だからあまり本気で勉強しない。(笑)
僕の周りにも7年間ドイツにいてドイツ語ができない人だとか、スペインで2年住んでいるけれどスペイン語が全然できない人などが結構いましたね。
僕自身も4年間スペインにいたわりには、英語とかフランス語の方が上達したような気がします。
また若年層でいうと、アメリカ、イギリスなどポピュラーな国に短期留学しても現地で通学している日本人とつるんでいたら、やはり上達はしません。しかも日本人留学生はやたらと増えていて、上記の国の留学で日本人と会わない可能性はほぼ皆無でしょう。
英語を日本で勉強した僕からみたとき、最近の留学経験がある部下の語学力には疑問符がつくことが多いです。
海外に存在することが語学力の上達を保証した時代は終わりをつげているように感じます。
その逆も真なりで、インターネット時代では日本にいながら、(おそろしくマイナーな言語をのぞいて)大概の言葉は勉強ができるようになっています。
インターネットにはあらゆる言語のコンテンツがありますし、DVDでは字幕を見ながら勉強することができます。
発音を矯正してくれる学習ソフトだってあります。
ネイティブスピーカーが必要なら、それなりのサイトにアクセスすれば、リアルで会える人をみつけだすことも可能です。
海外にいるという地理的優位性は薄れていて、その変わり「当人の努力次第」というきわめてまっとうなことがいわれるようになると思います。
2 件のコメント:
ずっと独学で英語をやってきて、
今、壁にぶつかっています。
いっそやめてしまおうか、と
気弱になっていましたが、
Matcho さんのおすすめの学習方法、
私も早速とりいれようと思います。
ありがとうございます!
Guiさん、コメントありがとうございます。
僕は独学主体でやってきてますし、たいていのものは独学で修得できるものだと思っています。
お互いにがんばりましょう!!
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