2009年2月13日金曜日

語学能力は生き残れるのか

ネットというのは恐ろしいもので・・・とにかくググってコピペすりゃなんでもといっていいくらいできます。

ネットの中ではだれもが雑学博士(笑)

で、こういう時代で語学の能力って生き残れるのかというのが今日のお話。



結論から言うと「生き残れます」 以上 (笑)


というか、ググってコピペの時代に人間の脳みそがコンピュータを凌駕できる分野は「創造的な思考」と「語学」だけじゃないかとまで思ってしまいます。

通訳における言語変換の速度は、どれだけ処理速度が速いコンピュータでも、人間の脳がやるより早くはできないと思います。
それにコンピュータだといつでもどこでもというわけにはいかないですしね。青山一丁目の交差点で突然ロシア人に話しかけられてあわててコンピュータを立ち上げてもね、スタンバイ終わったころには信号が変わってその人は通りの向こうに行っちゃってますよ。(笑)

まあ、訓練された人間の脳にとって変われるだけの高速コンピュータは僕が生きている時代には普及しないでしょうね~。

さらに翻訳だって、人間がするよりもすばらしい翻訳はできないのが現状ではないでしょうかね。たとえば、グーグル翻訳を使って、翻訳したものをLang-8あたりに貼り付けてみましょう。そうするとNativeにボコボコに添削されます(笑)。ひどいときには「何を書きたいかよくわからない。」というコメントもつきます。(笑)

僕も仕事で時間のないとき、とくに簡単な2,3行の文を書くときにこういう翻訳ソフトを使うことがあるのですが、大抵は複数の言語から翻訳をさせます。

たとえば、中国語を書きたいときに、英語と日本語とスペイン語から中国語へ翻訳させてその3つを並べてもっとも中国語らしい文章にしたてるみたいなことですね。

だから最終的に翻訳先の言語の知識も持っていないと、ちゃんとした翻訳はできないんですね。たとえ翻訳ソフトを使うにしても。

知らない言語を、翻訳ソフトを使って翻訳しても、その翻訳が正しいかどうかわからないのでは、怖くて人前にはだせませんからね。

旧約聖書の時代からある「バベルの塔の呪い」は21世紀も健在です。


余談:翻訳ソフトを使う時には日本語から他言語に翻訳するときはやたらと誤訳が発生しますね。これはソフトがしょぼいのではなくて、言語体系が離れている言語どうしの翻訳では誤訳が生じやすいという事情なんでしょうね。フランス語に翻訳したい場合は、イタリア語やスペイン語から翻訳させるとわりとフランス語っぽい翻訳がでてくるようです。

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