2009年8月24日月曜日

日本語を勉強しても日本語は上手になりません。

今日は仕事で英訳を頼まれました。


日本語でかかれた会社の方針書なるものを英訳するのです。


翻訳するにあたって最も難しいのがこの手の日本語ではないでしょうか?


やたらと修飾語を挿入するために、主語と述語がかみ合わないくらいはまだいいけど、この修飾語はどこを修飾してるの?と言葉が迷子になっているのが、一行に2つくらいあります。


こんなのもう文章じゃありません。



無理無理無理!!!



英訳が悪いといわれてもしかたないです。


でも、こちらも「こりゃ日本語が悪い、小学校から国語やり直せ」とは口が裂けても言えません。(笑)


本当に日本語ってのは不思議な言語です。


こんな論理がガタガタでメタメタな原稿でも演説すると、それなりに聞こえちゃんですからね。


でも、まともな日本語を書けるようになりたいと思ったら、一番の近道は外国語を学ぶことですね。最低限の文法をキープする(主語と述語を呼応させる。文と文との関係は逆節なのか順接を明確にするなど)だけできちんとした日本語になりますよ。


「英語教育の前に日本語教育をしっかりやれ」とのたまう方たちもまず、英語を勉強した方がいいと思いますよ。日本語を日本語で勉強していたら、まともな文章が書けない人間になりますよ。

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