2009年7月16日木曜日

日本人が海外にでていこうとしない理由

僕も含めていろいろな人が「これからの日本人は積極的に海外にでていかなければならない」と言ってるわりには、そういうことにならないのはなぜでしょうか。

日本に戻ってきて半年経ち、いろいろな勉強会などに出席していて漠然と感じたことは、「まだ日本人は日本人からお金がとれる環境にある」ということです。

それなら無理して、海外にでていく必要はないのですね。

日本語でブログを書き、日本語で広告をだして、日本語で集客して、日本語で商売をしてもまだ成り立つわけですよ。

これならなにも苦労して外国語なんて学ぶ必要がないです。

一人の人間が幸せに生きていけるだけの金なんてたかがしれてますからね。

それくらいのお金なら日本国内からまだ充分に吸い上げることができる社会です。今の日本は。

だからこうして外国語を勉強している自分は、少数派でありつづけるわけです。

ある意味、無駄な努力をしてるわけですから。(笑)


まあこれが、昔のインドや中国だったらば、国内からお金がとれないから一生懸命言葉を勉強して海外にでていかざるえなかったわけですけど。


こういう環境の違いを無視して、「日本人はもっと海外に・・・」と発破をかけても、やはり笛吹けど踊らずになってしまうのでしょうね。

ただ、「いつまで、日本人が日本人からお金がとり続けられるだけ国が豊かであり続けるのか?」というのは考えていかなければならないでしょう。それを見据えて行動をすることは少なくとも、自分の子供の代のためには必要なことだと思います。


その一方で中国が豊かになったときに、彼らがドメスティック指向になるのも自然の流れです。いまでこそ中国は海外に対してオープンですが、少しずつ海外勢力を締め出す方向に進みつつあることもみのがせません。


日本が貧しくなり、中国が豊かになれば、日本人は中国語を勉強しなければ食べていけない状況がでてくる可能性もあるのですね。

2 件のコメント:

川島孝之(表参道の小さな広告屋から) さんのコメント...

こんにちは。1年半ほど前、知人を介して
飲み会でお会いした「広告屋」の者です。

うーむ、この記事に大共感&大反省です。

「海外と仕事をするぞ」という目標で
(早起きを目指す意味もあり)早朝英会話教室に
通ってたのが2年ほど前。
いまも通勤時に「英会話テープ」は聞くものの、
なんら真剣ではありませんでした。
早起きもできてないし…。

「はっぱ」をかけてくださって、ありがとうございます。

Unknown さんのコメント...

川島様

これはすっかりご無沙汰してました!
テープ聞きが継続できていることがすばらしいじゃないですか~。

それに、毎回ブログ掲載している英語のフレーズも勉強にしてますし。