2009年12月6日日曜日

英語(外国語)のスーパー速読法を身につける(4)

(4) 語彙

いくら速読しようとしても、知らない単語のオンパレードではどうしようもありません。ここで速読のために語彙をどう増やすかという問題が発生します。

これについては昔から単語帳などで語彙を増やす派と多読をすることで語彙を増やす派で論争があるところです。

僕はどちらかというと多読派です。

理由はコンテクスト(文の前後の関係)を無視して覚えた単語は忘れやすいということと、コンテクストを無視して覚えた単語は自分で使えないという点があるからです。それでも短期間で語彙を増やすには無理矢理覚える単語帳派が圧倒的に有利に感じます。

そして短期間で忘れてしまいやすいという欠点もありますが、試験突破だけが目標ならそれもいいのかなという感じはします。

多読は、とにかく語彙を増やすのに時間がかかります。しかし、コンテクストの中で単語を覚えるので、忘れにくいし、自分の単語として使うことができるというメリットがあるだけでなく、知らない単語に出くわしても前後の関係から意味がかなりの確度で類推できる能力が持てるというメリットがあります。

ただ自分で語彙数が増えたという実感を持つようになるには、最低でも5,000ページの読書はしなければならないうえに、個人の関心(読むマテリアルはどうしても自分の興味のあるものになりがちです)のある分野に限られてしまうという欠点があります。これは試験勉強にとっては不利ですが、言葉を操るという意味ではそれで充分だと思います。

鉄鋼関係のビジネスでしか英語を使わない人が、栄養学の単語を知っている必要はありませんからね。

0 件のコメント: