2010年7月18日日曜日

文章の長さと発音との関係

外国語をマスターするうえで、発音はよければよいほうがいいのは当たり前のことではあります。

ただ最近感じているのは、

発音の重要性は、文章の長さに関係がある

ということです。

つまり自分が話す文章が長ければ長くなるほど、コミュニケーションの中で発音の重要性が低くなっていくということです。

中国語であげると、二文字くらいの単語を発音するときには、ピンインと声調を正確に発音しないとまったくといっていいほど通じません。なぜなら、声調の違いでまったく違う単語になってしまうからです。

しかし、同じ単語が長文の中ででてきたときには、多少単語の発音が悪くともこちらの意図した単語に汲み取ってもらえます。

英語の世界でいうと、ネイティブ以外が話す英語は、ものすごいなまりの中で正確に意味を汲みとらなければなりません。たとえば、フランス人にはフランス人特有の発音の癖(というかその国の母国語の発音規則にのっとった発音)があります。
Actionという単語は、英語でもフランス語でもスペルは共通ですが、実際に聞くと違った印象をうけるようにですね。

フランス人は会社を指す言葉を英語で話すときはCompanyよりもFirmを使います。ところが彼らはこの言葉を「ファーム」というよりも「フィルム」に近い発音をします。

そうすると我々は、「Film?」と疑問がわくので、この一言だけをいわれたときにすんなり正しく意味を理解することはほとんど不可能です。

ところが、これが長文の中で話されるとこの「フィルム」という言葉が会社を指すFirmのことだなとわりと早い段階で理解することができたりするわけです。

0 件のコメント: