2009年10月1日木曜日

時間の管理について Part 13

一応、今回でいったんこのシリーズは完結します。

すきま時間の利用


「時間の使い方の上手な人は隙間時間の使い方が上手だ。」という話はいまさら僕がもちだすまでもなく、もういいふるされていることかと思います。

これまで12回に渡って書いてきた内容の中にも一般的には「隙間時間」に該当するものがありますね。

たとえば、昼休みの時間、通勤時間、お風呂の時間などですね。

それを除いたところでも日常生活ではいろいろな隙間時間があります。

ただ隙間時間を徹底的に利用しようと思うと、疲れてしまうのも事実ですね。

それはスペース効率を追求したがために廊下スペースがほとんどないマンションのようなものです。
人間、ある地点からある地点に(それが物理的であれ、心理的であれ)移動するときにほんの少しの「頭を切り替える時間」を本能的に欲するものです。

だからハンドルの遊びのような時間は必要だと思います。

ただ生活をしている上で突発的に発生する時間というものが存在します。それらについてはそれなりの準備をしていれば、有効な使い方ができます。

具体的な例としては、以下のようなものがあげられると思います。

*待ち合わせの時間に相手が30分遅れることになった。
*電車がとまって、車内にとじこめられた。
*病院での待ち合い時間。
*人数あわせのための会議に出席することになった。

これらの空き時間に対応するには常に筆記道具と勉強道具(小型の音声再生プレイヤー、あるいはテキスト)をカバンの中にいれておく。また暗記物であれば、縮小コピーしたものをシステム手帳に挟み込んでおくといったちょっとした工夫で充分に対応できると思います。

また筆記用具に関していうと、ボールペン黒赤とシャープペンシルが一体化したものと、ペン型の消しゴムがあれば充分だと思います。

蛍光マーカーを使うと見た目はきれいかもしれませんが、使う色をごちゃごちゃ決めて塗わけをするのは電車の中ではできませんし、カラフルなテキストが記憶効率に果たしていいのかどうかはわかりません。
巷で流行のマインドマップに僕がなじめないのは、カラーペンを使ってゴチョゴチョ書き込まなければいけないところが、余分な時間と空間を要求してくるために、機動性にかけると思うからです。

いつでもどこでも使えるツールという視点で見ていくと、案外使える道具は絞られてしまうものです。


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