2009年10月7日水曜日

記憶力

40歳をすぎてから新たに外国語を勉強しようとする人が少ない理由のひとつとして「歳をとったので記憶力が落ちているから。」が挙げられます。


本当に人間は怠惰になるためなら、どこからでも理屈を持ってきます。恐ろしいことです。


実際に記憶力が低下することを統計データがあるくらいですからね。


でも、そういうのってすべて「でたらめ」「嘘」です。悪いけど。


記憶力が低下するのは加齢とは関係ありません。

ものを記憶する習慣がなくなったために記憶力が低下しているだけです。「加齢とともに記憶力が低下する」という統計ではその点を無視しているのです。


あるいは「記憶する」ということに対して拒否反応があるために「記憶できない」だけでしょう。


あなたが「学生の時は記憶力がよかったのに」というのは、あなたが学生時代にさまざまなものを記憶しなければならない状況にあり、今はそういう状況にないというだけの話です。


記憶する習慣がなくなったために記憶力が落ちているだけなのです。


だから、記憶する習慣を取り戻せば、記憶力はすぐに戻るのです。


逆に言うと、外国語でもなんでもいいから新たな学習をすることで記憶する習慣を早い段階で復活させないとあなたには輝かしい「ボケ老人」の未来が待っているということです。


2006年に円周率を100,000桁まで暗誦した原口證(あきら)さんは記録達成当時61歳だったことは記憶しておいていいことだと思います。

1 件のコメント:

tabby さんのコメント...

こんにちは。
まさに、おっしゃるとおりだと思います。確かに、多少は学生時代と比べて忘れる速度は早くなったような気はしますが、要はヤル気の問題です。私も英語・フランス語・スペイン語を学習していますが、記憶力の低下を理由にあきらめたくはありません。日々、地道な努力を続けています。もし、これをやらなかったら、もっと記憶力の低下は著しいのではないかと思ってましたので、この記事を見て共感を覚えました。