2009年6月30日火曜日

語学は若いうちに学ぶべきという幻想


どうも語学は若いうちに学んだ方がいいというのが、一般社会、そして善良なる市民の一般常識のように思えます。

たぶん、その根拠になるのが、「幼児期から8歳くらいで、発音を含めた言語についての脳が確立するから」ということみたいですね。

これって正しいとは思うんですけど、その一方で年をとってから「語学を勉強しないいいわけ」にも使われているような気もしないでもないです。
でも、そういうのってもったいないよね。年をとってからでも他言語を勉強するとものすごく世界が広がるんですよ。いや、マジで。

「幼児期にやらないとダメ」といわれている発音なんてのは、キーになるいくつかの音(それは、母国語にない発音)をそれ風に発音できるようになればコミュニケーション上はまったく支障がないんですよね。

その一方で僕は、まだ脳みそが柔らかいうちに語学を勉強するってのもなんかもったいないような気がするんです。語学に力をいれるくらいなら、もっと他の分野の勉強するべきことあると思うんですよね。わかりやすい例でいえば、「世界的な音楽家になるぞ~」と思う人がはじめに語学を勉強するのはナンセンスだとおもうでしょ?

語学はあくまでもインターフェイスですからね。複数のシステムをつくるときには、それぞれのシステムをつくってからインターフェイスをつくるわけでしょ?だれもはじめにインターフェイスをつくったりしないもん。

ということで、40過ぎてから語学を勉強したって何も問題がないと僕は思うんですけどね~。方法さえ間違わなければ、若いころに学ぶのとそれほど大差ないスピードでマスターできると思うんですけどね・・・。

その一方で、それじゃ小さい頃から英語を学ぶことを僕はどう考えているかというと、別に小さい頃からやってもいいんじゃないかなと思うんですよ。あんまり賛否を討論するような内容でもないと思ってるんです。

ただ、小さい頃から学習した場合は、それを継続して使う環境を用意しないとせっかく勉強したことが無駄になっちゃうことが多いので、気をつけなければいけませんね。

語学の能力ってのは皿まわしみたいなもんで、一度まわしだしたら、ずっと回し続けなければ維持できないものですから。



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