2014年8月25日月曜日

【なぜ語学習得で失敗するのか】



こんにちは。



外国語独学塾の松島です。



今日は語学を習得することについてなぜこうもたくさんの人が失敗するのかについてお話します。







この失敗の理由がわかれば、成功するためにはどうするかが見えてくると思います。



まず語学には四つの能力が必要とされます。



読む、聴く、話す、書く、です。



問題なのは、これらすべてを一度にやろうとすることです。



それは無理なことなのです。



そんなことは普通の人にはできません。



特に短期間では



にもかかわらず、みなさんそれにチャレンジします。



特によくないのが検定試験にチャレンジすることです。



検定試験を目標にして勉強を始めるとほぼ確実にうまくいきません。



そもそも検定試験は日本人にしか通用しません。



一部通訳ガイド試験の免除などの例外特典もありますが、これだって日本人にとっての特典にすぎません。



そして検定試験では 読む、聴く、話す、書く、を要求されますし、一部は翻訳に近い問題も出題されます。



しかもどの検定試験でも3級程度だと実戦ではほとんど役に立たないレベルだったりするのです。



つまりものすごい努力をするけど読む、聴く、話す、書く、はどれも中途半端という結果になります。



結構、これは投入した努力量に比較してちょっとがっかりな結果と言わざるえません。



こんなことをしていて学習意欲を維持できる人がいたらそれは超人と言えます。




これに対して僕が推奨しているのは四つの能力のうち、どれかに絞って学習することです。



しかも最初の段階では読む、聴く、のどちらかにのみ集中することを薦めています。



なぜなら話す、書く、といったアウトプット能力は読む、聴く、によるインプット量で決まってくるからです。



(それにも関わらずほとんどのテキストは話せるようになることを前提に書かれています。これはナンセンスと言えます。)



インプット量がたいしたことがないのに、アウトプットの練習をしてもたいした効果はないです。



たとえば、「この週末に何をしました?」という質問に対してインプット量が少ないと「ショッピングに行きました。」という回答しかできないことになります。



これでは会話は続きません。



逆にインプット量が多ければ「週末は明日誕生日を迎える友達のためにプレゼントを買いに行きました。彼の好きそうな形のシャツがあったのですが、色は気に行ってもらえるかちょっと不安です。」くらいのことが特に話す訓練をしなくてもできるようになります。



私がそうでした。



また、インプット量を増やすことによってその言葉が話されている国の文化に触れる機会も増えますので、世界と自分の視野が広がります。



徹底的なインプット訓練



これこそが語学習得を成功させるカギです。



アウトプットは自然とついてくるおまけみたいなものです。


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