2010年7月30日金曜日

社内公用語はあるだけいいですよ。

ちょっとだけプライベートなことを書きます。
実は僕は4月から上海で働いています。



その会社の中の言語マップを紹介します。


僕(英語、日本語できます。中国語は日常会話程度)

イギリス人社長(英語しか話せません)

日本人マネージャー(日本語、中国語堪能、英語できません。)

中国人マネージャー(中国語、英語堪能、日本語わかりません。)

他の営業スタッフ (中国語、英語あやしい、日本語わかりません。)

工場駐在の日本人 (日本語しか話せません)

工場のスタッフ (一部日本語を話す人がいますが、中国語しか話せません)


さて、こうなってくるとコミュニケーションの問題は深刻です。

まず保存文書で日本語・中国語・英語の参加国語表記のものはありません。

手間がかかるし、僕が上海に来るまで「日本語⇔英語」のスタッフはいませんでしたからね。

中国語・日本語併記のものがあればいいほうで、三ヶ国語で書かれた文章がバラバラに保存されます。

ましてメールのやりとりが三ヶ国語ですから、100%会社の動きがわかっている人はほぼいないという状態。



先日、とあるプロジェクトのために工場に社員が集まっていろいろ作業をしたわけですが・・・

僕は込み入った話を中国語で伝えることができませんから、通訳してもらったり、その一方で社長とスタッフのコミュニケーションのために、英語の同時通訳を頼まれたり。

50%以上は通訳作業にとられるものですから、本来やるべき仕事にさける時間はかなり少なく・・・
それに同時通訳を2時間以上やっていると本当に後頭部が熱くなって、倒れそうになります。

スペインにいたときは、スペイン語、英語、日本語、フランス語を使っていたけどそのときは「通訳」という作業がほとんど要らなかったので(基本的に全員がスペイン語ができた)まだましだったです。

最近、ユニクロ・楽天の英語社内公用語でいろいろいわれてるみたいですけど、こんな状況に陥っている人に比べれば英語でもなんでもいいから言語は一つにしてほしいと思うわけです。

2010年7月18日日曜日

文章の長さと発音との関係

外国語をマスターするうえで、発音はよければよいほうがいいのは当たり前のことではあります。

ただ最近感じているのは、

発音の重要性は、文章の長さに関係がある

ということです。

つまり自分が話す文章が長ければ長くなるほど、コミュニケーションの中で発音の重要性が低くなっていくということです。

中国語であげると、二文字くらいの単語を発音するときには、ピンインと声調を正確に発音しないとまったくといっていいほど通じません。なぜなら、声調の違いでまったく違う単語になってしまうからです。

しかし、同じ単語が長文の中ででてきたときには、多少単語の発音が悪くともこちらの意図した単語に汲み取ってもらえます。

英語の世界でいうと、ネイティブ以外が話す英語は、ものすごいなまりの中で正確に意味を汲みとらなければなりません。たとえば、フランス人にはフランス人特有の発音の癖(というかその国の母国語の発音規則にのっとった発音)があります。
Actionという単語は、英語でもフランス語でもスペルは共通ですが、実際に聞くと違った印象をうけるようにですね。

フランス人は会社を指す言葉を英語で話すときはCompanyよりもFirmを使います。ところが彼らはこの言葉を「ファーム」というよりも「フィルム」に近い発音をします。

そうすると我々は、「Film?」と疑問がわくので、この一言だけをいわれたときにすんなり正しく意味を理解することはほとんど不可能です。

ところが、これが長文の中で話されるとこの「フィルム」という言葉が会社を指すFirmのことだなとわりと早い段階で理解することができたりするわけです。