2010年9月16日木曜日

中日の翻訳・通訳の需要について

おひさしぶりでございます。


私も何度か面識のある猪浦先生が、その著書「外国語で身をたてる」という本の中で、中国語の翻訳通訳は、人件費の安い中国人がいるので競争が厳しいということを書かれていました。

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ところが先月5人の中国語・日本語通訳者と仕事をする機会があり、それとは別に2人の翻訳者とも仕事をしていて、この考えはちょっと違うかなと思うようになりました。


僕の場合は、中国語がショボショボなので、彼らの中国語の能力についてはよくわかりません。したがってあくまでも中国語→日本語の通訳翻訳についての限定的な話になります。

結論から言うと、まともな日本語に翻訳通訳できる人というのは、本当に数が少ないということです。

日本語は、男言葉、女言葉、上司・先生に対する言葉、同僚に使う言葉、友人に使う言葉といろいろな言葉が存在しています。
私たち日本人は、これを無意識に使いわけているわけなのですが、これをしっかり使い分けることができる人は中国人ではかなり少ないようです。

今回の通訳者さんの中には、大学の教授に対してタメ口で通訳をしていて冷や冷やさせられる場面などもありました。

一度こういう苦い経験してしまうと、少々高いお金を払っても日本人の通訳者を使おうという気持ちになるのが当然のように思えます。


中国語→日本語という分野においては、これからも日本人の翻訳通訳の需要はありそうな気がします。

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