Part 2 第二外国語を学ぶときのテキストの選定
前回はカタカナをつぶせ!ということを話ましたが、それ以前に、カタカナをつぶさなければいけないような日本語で書かれたテキストがはたして第二外国語習得(特に西洋言語)に適しているのかをちょっと考えてみます。
ここではある程度英語がわかることを前提にしています。ご存知のとおり、我々の母国語である日本語は英語をはじめとした西洋言語とまったく異なった成り立ちをしています。表意文字と表音文字の違い、文法の違いなどですね。だから日本人は英語を学ぶのに苦労するのです。スペイン人がフランス語を習うのとは数段の違いがありますね。
ただ一旦英語を学んだならば、第二外国語は英語で学ぶ。つまり英語で書かれたテキストで勉強するのがより早道のように感じます。
理由は大きく2つあります。(1)文法の類似性と (2)単語の類似性です。(たぶんもっとあるんだろうけど、私は文法学者じゃないのでそのあたりはお目こぼしを・・・)
(1)文法の類似性
西洋言語の基本はS+V+Oですね。だから同じ文法構造をもった英語と対比しながら勉強するほうが文意の理解も早いです。
(2)単語の意味の類似性
日本語と英語ではひとつの概念を表すのに違った表現が存在します。たとえば英語のBE動詞。これに対応する動詞は西洋言語には存在しますが、日本語には存在しません(一対一でという意味でですが)。また、Takeといった広義な意味をカバーする言葉についても日本語でおぼえるよりも西洋言語同士の中で覚えたほうがスムーズです。さらに英語を使って勉強することによって英語力もつけることができるというメリットもあります。シナジー効果っていうんですか?こういうの。
今どきならアマゾンなどで海外から英語で書かれた語学テキストを取り寄せることもできます。便利な世の中ですね。
次回はもうちょっとテキストについて突っ込んで書いてみます。
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