本屋にいけば山ほど英語の辞書は売っています。
電子辞書も家電屋さんにいけばたくさん売っています。
ではどういう辞書が一番いいのでしょうか。
速読のためには英英辞書を使えとか書いてある本もありますけど、この際そういうアカデミックな話は無視します。考え方自体は否定はしませんが。
だってあなたはいち早く英語を身につけたいのですものね。
電子辞書は引くのに時間がかからないので重宝しますが、学習の段階ではある理由(後述)で避けたほうがいいと思います。紙の辞書にしましょう。
私くらいの年寄りになってくると指がすべって薄いページをめくるのがしんどいですが、そこは我慢我慢。
コンサイスとかプログレッシブのようなハンディタイプの方が使い勝手はいいです。(何?語彙数が少ない?あなたは60,000語収録と80,000語収録の差がわかります??)
コンパクトな英和辞書で充分、充分。
ただし、一個だけ注意してほしいのは、その辞書の発行年あるいは改訂年です。なるべく新しいものをつかってほしいということです。
ついこの間スペイン語の勉強をしているときに、ほとんど辞書に単語がのっていないなあと思い、辞書を確認したところ昭和45年発行でした。これではインターネット時代の単語ははいっているはずないですよね。(おい大学書林、君のことだぞ。さっさと改訂せーよ。)
まあ、英語学習であればそういう古い辞書が大手振って本屋に陳列しているということはないでしょうけど、英語以外の外国語を学ぶときは注意しましょう。
さて、いざ起爆装置解除に入りましょう。
まず英語を聴き取れる人の最低限の読むスピードは150語/分です。A4一枚30行書いてある文章を約2分で読めるというレベルです。
いきなりこのスピードをだすと単に単語が網膜を通るだけですから、初めは100語/分くらいを目標にしてください。(辞書を引いている時間はさしひいてです。もちろん。)
そして、自分自身に「後戻り読み」はしないで常に単語を前から順番に頭にインプットしていく感覚を持ちながら進めるのが大事です。
日本語でいう「てにをは」が抜けた文章を頭にいれていくという感覚になればしめたものです。「ワタシ、キライ、コイズミ、スル、サンパイ、ヤスクニ、テキ、チュウゴク」って感じですね。
これだって意味はちゃんと通じるでしょ。日本語を解体していく感じを楽しんでください。
この作業は脳にストレスが掛かります。でもこのストレスが非常に頭にいいのですよ。
速読・多読を続けて、ストレスを与え続けていると、頭の中が広がった感じがして普段の仕事でもおもわぬ発想ができるようになるのです。不思議なことに。
この脳へのストレスについては別のところで書いておきたいと思います。
それと大事になってくるのは辞書の利用の仕方です。わからない単語があったらすぐに引いてはいけません。
続く
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