2007年8月27日月曜日

「聴く能力」を養う Part 3

M:I:3じみてますが、日本人の脳には英語を学習するマグネシウム爆弾が組み込まれています。

言い古されている話ですが、「英語を文章の順番通りに把握せず、英単語をひとつひとつ日本語の語順に置き換えて意味をとろうとする」メカニズムのことです。
このマグネシウム爆弾を解除しなければ聴き取る能力はつきません。音声は逆戻りしませんからね。

たとえば、

Microsoft have once again delayed the worldwide release of office 2007

.という文は、

マイクロソフトは、またしても、遅らした、世界発売、オフィス2007

と頭の中にインプットして理解しなければなりません。

決してこれをMicrosoft, once again, of office 2007, the worldwide release, have delayed.と語順を変えてから「マイクロソフトはまたしてもオフィス2007の世界発売を遅らせた」と頭にインプットしてはいけません。

こういう回りくどいインプットをしていては、意味を理解したころには、音声はとっくに先まですすんでいってしまいます。

ご存知のとおり、この現象は日本語の語順になれてしまったから起こる現象です。

さてこれを解除するには、残念ながら電気ショックで一瞬というわけにはいきません。解除にはちょっと時間がかかります。もっとも電気ショックで死んでしまうよりはマシと思いますので我慢してください。


この解除するためには、速読・多読するしかないのです。前に「読」という力が「聴く力」を短期でつけるための補助能力と書いたのはこのためです。

この速読・多読もただヤミクモにやればいいというものではありません。また巷に氾濫する速読・多読本に従ってやってればいいというわけではありません。

なぜなら十人いたら十通りの速読・多読法があるからです。それにもかかわらず、いままではみんな一律に同じマテリアルで速読・多読をしていたから、非常に時間を費やすことになり、いやけがさしてしまったのです。しかし、2007年現在は世に氾濫する速読・多読本を吹っ飛ばすやり方があるのです。

0 件のコメント: